所長のコラム

1月コラム Stay hungry, Stay foolish

昨年10月5日にカリスマ経営者であるアップル社CEOスティーブ・ジョブズが亡くなりました。奇しくもその死は、アップルがiPhone4Sを発表した翌日のことでした。

“Stay hungry, Stay foolish(ハングリーであり続けろ、バカであり続けろ)”は、彼がスタンフォード大学の2005年卒業式において卒業生に贈った感動のスピーチの最後をしめくくった言葉です。常に時代の最先端を走り続けてきたジョブズの人となりをストレートに表現した素晴らしい言葉です。この言葉自身は1970年代、スチュワート・ブラントが製作した「全地球カタログ」いわゆる文庫版Googleに記されていたもので、ジョブズの座右の銘だったんですね。

彼は生れてすぐに養子に出され、自分の創立したアップルを首になり、10年後に復帰してライフスタイルを変える未来志向の製品を次々に世に出し、56歳という若さで没する数奇な人生を送りました。そんな人生を送った彼だからこそ、たどり着いた信念がこのスピーチで力強く語られました。ここにご紹介させていただきます。

『あなたの人生は限られています。無駄に他人の人生を生きないこと。ドグマに囚われないでください。それは他人の考え方に付き合った結果にすぎません。他人の雑音で心の声が掻き消されないようにしてください。そして最も大事なのは自分の直感に従う勇気を持つことです。直感とはあなたの本当に求めることを分かっているものです。それ以外は二の次です。』

また、彼の真っ直ぐな仕事観についても語っていました。

『私は自分の行いを愛していたからこそ止まることなく続けられました。あなたも愛せるものを見つけましょう。仕事にも恋愛にも言えることです。仕事は人生の重要な位置を占めます。それに満足したければ、自分の仕事が最高だと思うことです。そして最高の仕事をするには、その仕事を愛しましょう。・・・良き人間関係のように、長く付き合うほど、心地良くなります。・・・』

真っ直ぐに自分と向き合う素晴らしいきっかけを与えてくれたジョブスに感謝します。



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鈴木伸治公認会計士・税理士事務所/税理士 岡崎/岡崎市 税理士


岡崎市 会計士 鈴木伸治公認会計士・税理士事務所