はじめに
確定申告の真最中ということもありますが、自分の甘さから今年はじめて3月号を掲載するのをやめてしまいました。自分の不甲斐なさに本当に反省しています。今さら書いても仕方ないという気持ちもありましたが、自戒の念をこめ、敢えて期限後でも書くことにしました。
3月コラム ここ一番の集中力
今回のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）は残念ながら準決勝敗退という結果に終わりましたが、記憶に残る名場面がたくさんありました。その中でも特に印象的だったのは、皆さんもご存知のとおり、第一ラウンドのブラジル戦、そして、第二ラウンドの台湾戦で9回窮地に追い詰められた日本を救うべく同点打をはなった中日ドラゴンズのベテラン、井端和弘選手でしょう。男を上げるとはまさに彼のことを言うのですね。
本当に「ここ一番の集中力」がある人は尊敬します。プロなのだから打って当たり前というプレッシャーの中でしっかり打つ。これぞプロ中のプロです。そういえば、前回のWBC決勝の韓国戦でも絶不調だったイチローが最後の最後で優勝を引き寄せる勝越打を見事みせてくれました。
どうしたら「ここ一番の集中力」をもつことができるのか。イチローいわく、
タオル、歯ブラシ、ヒゲ剃り等は置き場所まで決めているくらいです。すべての物事が整理整頓されていれば、どんなプレッシャーの中にあっても余分なことを考える必要がないため、肝心の自分の仕事だけに集中できるからです。
ほとんどの人が嫌なことを後回しにしてしまいます。そのため、そのことが気にかかって目の前の仕事に集中できないのです。
ピンチに陥り外部の評価にいつも意識がいってしまうと、結局、軸を見失い、何をしていいかわからなくなり、集中できず、成果も上がらなくなるものです。集中力をつけたいならば、まず、「自分はこうだ」と思うものを決め、その信念を貫き通す勇気を持つようにしてください。
なるほど「自分はこうだ」ですね。もっと自分と向き合うことが必要なのかもしれません。
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