所長のコラム

はじめに

暑さ寒さも彼岸までとは言いますが、まだまだ暑い日が続きますね。皆様いかがお過ごしでしょうか。先日、サッカー元日本代表、中田英寿氏の講演を聴く機会がありました。彼は栄光のサッカー人生を終え、次なる第二の人生を歩んでいますが、僕の中でサッカーと言えば、やはりカズこと、三浦知良選手ですね。

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10月コラム 上を向いている限り

三浦知良選手は1967年2月26日生まれ、45歳で今も現役最年長プロサッカー選手としてピッチに立ち続けています。私とは同学年です。あの鍛えられた体を見るにつけ愕然とします。
Jリーグ開幕当初から脚光を浴びていたキング・カズは並はずれたドリブルと華麗なゴールを量産し、ファンを魅了します。彼には飛ぶ鳥を落とす勢いがありました。でも、私はなぜかカズのことをあまり好きにはなれませんでした。カズ・ダンスを見ると、何を調子づいているんだ、と嫌悪感すら抱いたくらいです。確かにW杯アジア予選惜敗というドーハの悲劇もありましたが、何といっても衝撃的だったのは、日本のフランスW杯出場が決まったにもかかわらず、カズが日本代表から落選したことです。

私がカズのことを注目するようになったのは日本代表を落選してからです。NHKプロフェッショナルのインタビューにカズはこう答えています。

「あの時(日本代表落選)から本当のサッカー人生が始まった。サッカーの神様と向き合うようになった。俺は本当にサッカーのことが好きなのか。」

と自問自答したそうです。人間、調子がいい時は何をやってもうまくいくことがあります。そんな時、結果は素晴らしく見えますが、人間として何の成長もありません。問題は調子が悪くなってから、自分とどう向き合えるか、だと思います。そこなんです。私が、今、カズを尊敬してやまないのは、どんなに苦しい状況におかれても、自分の信じる道にひたむきに打ち込んでいる、その姿に感動するからです。

また、彼が日本経済新聞に隔週で連載しているコラム「サッカー人として」から心に残る一節をご紹介させて頂きます。
「今までにサッカーで、喜びも苦しみやスランプも経験した。戦う舞台がJ1でもJ2でも、謙虚な姿勢や成長しようという気持ちが折れなければ、明るい未来があるはず。悪いことが続くのは、自分があきらめてしまっているとき。上を向いている限り、絶対にいいことがあるんだ。」・・・・・皆さん、どうですか。ともにがんばりましょう。



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鈴木伸治公認会計士・税理士事務所/税理士 岡崎/岡崎市 税理士


岡崎市 会計士 鈴木伸治公認会計士・税理士事務所