所長のコラム

はじめに

残暑厳しい折、皆様いかがお過ごしでしょうか。盛大に開幕したロンドンオリンピックも終わりました。皆さんの脳裏には、様々な感動シーンがよみがえるのではないでしょうか。日本選手団、本当によくがんばりましたね。そんな中、毎年恒例の日本テレビ24時間テレビのテーマ「未来」に目がとまりました。

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9月コラム 未来

今年の24時間テレビのテーマは、「未来」でした。ホームページには、今年のテーマ「未来」にこめた意味が以下のように書かれていました。
「過去を取り戻すことはできないけど、未来はつくっていけるはず…」
複雑、混迷化する2012年現在の日本。障がい者の方達、未知の病と闘う方達、そして 東日本大震災の被災者の方はもちろん、“新しい弱者”として・・・子どもたちや、新しい病に苦しむ方達も。そんな日本のリアルな現実(いま)に光をあて、前に進むきっかけになる・・・
今年の24時間テレビは、メインパーソナリティーの嵐を中心とした「未来志向」の24時間テレビにしたいと考え、テーマを「未来」にしました。

私が「未来」から想像するイメージは、これから来る新時代は現在より良くなっているという希望的観測です。とにかく21世紀にある種のあこがれを感じていました。確かに行き過ぎた経済成長からくる環境破壊、人口爆発による食糧危機など危機的な警告を発する人たちもいましたが、何とかなるさ、とお気楽だった気がします。また、私の年代以上の方たちは、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」を見て、あの頃の日本は物質的には貧しかったが、社会には希望が、町には人の温かさがあった、と懐かしく思い涙したのではないでしょうか。
では、今の時代に希望はないのか?未来はないのか?そんなことはないと思います。いつの時代にも「光」があれば、「影」もあります。人類は先代の方たちのがんばりで、確実に進歩しています。その一方で大きな代償を払ってきました。しかし、一つ言えることは、自分のことしか考えられなくなった時に人は行き詰まります。社会も同様です。一部の人だけに富が回る、有利に働く社会は必ず行き詰まります。自分たちの時代だけ良ければよい、一時的な快楽を求める刹那主義は捨てなければなりません。
未来の子供たちのために、我々は何ができるのか、何をすべきなのか。「未来」という言葉が、今、改めてこのことを真剣に考えるきっかけをくれたような気がします。



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鈴木伸治公認会計士・税理士事務所/税理士 岡崎/岡崎市 税理士


岡崎市 会計士 鈴木伸治公認会計士・税理士事務所