3月コラム 思いやりの気持ち
被災状況に関するニュースが流れるなかで、(株)ACジャパン(旧 公共広告機構)のCMをご存知の方はたくさんいらっしゃることと思います。こんな非常事態だからこそ、なおさら、その言葉が胸にしみわたることでしょう。CMのテーマは、「思いやりの気持ち」だそうです。
「こころ」はだれにも見えないけれど、「こころづかい」は見える
「思い」は見えないけれど、「思いやり」はだれにでも見える
その気持ちをカタチに
思いやりの気持ちを持っていても、なかなか行動に移すことは難しいです。しかし、その美しい気持ちは、行為になってこそ、初めて意味があるということに気づいてもらいたい。宮澤章二さんの詩「行為の意味」に込められたメッセージをきっかけにして、すべての人が持っているやさしい気持ちが、たくさんのあたたかい行為となって世の中に生まれてほしいという願がこのCMに込められています。
一日も早く被災地が復旧できますよう、心よりお祈り申し上げます。みんな、そう思っています。でも、その思いを、その気持ちを具体的な行動にしてこそ意味があるのではないでしょうか。そんなこと言われなくてもわかっているとは思いますが、どうせ私一人くらい何かしたところで大したことはできないだろう、なんて思わずに、自分のできることを自分なりに考えて、小さなことでもいいから被災者の方々のために心をこめて何かしてあげたいですね。
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